記憶装置の進化とデータ復旧イメージ

SSDのデータ復旧について

最近、ハードディスクの代替品として脚光を浴びているSSDは、SDカードやUSBメモリなどと同じ、フラッシュメモリを使った記憶装置です。

ハイエンドなノートパソコンに標準搭載されていたり、BTOなどのオプションで追加料金を払うことで搭載出来たりと、ワンランク上のパソコンが欲しいという人に向けた製品となっています。


ハードディスクではなく、SSDを搭載することによる利点は、以下の通り。


・ディスクがないため音がしない

・フラッシュメモリを用いるため機械的な故障が比較的少なめ

・ハードディスクよりも軽いため持ち運ぶ際に楽

・読み出し速度が圧倒的に速い

・製品よっては書き出し速度もHDDより速い

・消費電力が少なくバッテリーが長持ちする

・発熱が少ないためCPUなどが高温化する可能性を低く出来る

・高温、振動といった悪環境下でも故障しにくい


特に読み出し速度の速さは、ハードディスクを大きく上回っており、Windowsの起動時間も電源オンから10秒程度と、一度体感したらハードディスクには戻れない魅力を備えています。


しかし逆に、SSDには欠点も存在しています。


・フラッシュメモリのため書き換え回数に上限がある

・電気的な障害が起きた時に故障しやすい

・フラッシュメモリは経年劣化するためデータを長期保管しにくい

・高額

・障害が発生した際の復旧技術がまだ確立されていない


■SSDの中のデータを誤って削除した場合

SSDの中に入っているデータを誤って削除したり、フォーマットしてしまった場合、ハードディスクですと市販のデータ復元ソフトをすぐに用いれば復活させられる可能性は高いのですが、SSDに関しては、場合によってはそれが出来ない場合があります。

なぜなら、ノートパソコンに搭載されているSSDは、特殊なコネクタでマザーボードと繋がっていたり、性能を最大限に活かすためにRAIDが組まれている場合があるからです。

そうした場合、ショップやネットで購入できるデータ復元ソフトを用いても、ドライブとして認識してくれない可能性があるため、復旧作業そのものが行えないのです。


SSDのデータを復旧させるために、データ復元ソフトの購入を考えている場合は、その前に、まずお手持ちのSSDが、SATAなどの一般的なコネクタを使用しているかどうか、またRAIDが構築されていないかをチェックしてください。


■SSDが物理的に壊れてしまった場合

ハードディスクよりも高い耐久性を誇るSSDではありますが、まったく壊れない訳ではありませんし、また電気的な障害にも弱いため、停電や静電気などによって物理障害を起こしてしまう場合もあります。

市販やフリーのデータ復元ソフトは、SSDの物理障害に対応していませんので、もしも物理的に壊れてしまったと思ったら、データ復旧業者に依頼してください。


ただしSSDは出てきたばかりということもあり、データ復旧に対応していない業者もまだまだ数多く存在しています。

急いで復旧を依頼する前に、まずは事前にSSDのデータ復旧に対応しているかどうかを確認すると良いでしょう。

なおSSDのデータ復旧にかかる料金は、ハードディスクの復旧よりも難易度が高い場合が多いこともあり、ハードディスクと同等か、それ以上と、高額になる場合が多いです。


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