記憶装置の進化とデータ復旧イメージ

SSDのRAID6構成のデータ復旧

SSDは新世代の記憶媒体として注目を集めています。
データアクセス速度の速さばかりが評価されるSSDですが、 ハードディスクとは違い挙動が小さいので、物理障害も起きにくいということが大きなメリットだとも言えます。
近い将来、ハードディスクに代わって記憶媒体の主流となっていくのではないでしょうか?


ただ、耐障害性に強い記憶媒体だとはいえ、故障の危険性をはらんでいるのは事実です。
補助記憶装置は壊れてしまうと、データを失ってしまいますのでその価値が失われてしまいます。
そのようなトラブルが起こらないように、きちんとした対策をたてる必要があるのです。



■RAID6構成にすれば安心

SSDはデータを書き込む上限の回数が決まっています。
SSDのデータを守るため、RAID1構成やRAID5構成を構築したとしても、 同時に複数の機器が壊れる可能性は十分に考えられるのです。
RAID1構成とRAID5構成の場合には、1台の補助記憶装置が壊れる場合にしか対応できません。
ですから、複数の補助記憶装置が故障した場合、データ復旧はできなくなってしまいます。
そのようなトラブルを避けるための新しい技術がRAID6構成です。


RAID6構成は、RAID5構成を発展したもので、 データ復旧において大きな役割を果たすパリティを2種類つくります。
パリティが二種類あることによって、2台の記憶媒体が壊れた場合でも対応できるのです。
データ復旧でトラブルになってしまう危険性を最小限に抑えることができます。


■ハードウェアを用いたRAID6構成のデータ復旧

RAID構成を構築する際には、ハードウェアを使うのが便利です。
規格のあう記憶媒体をセットし、ボタンを押すだけでRAID構成ができあがってしまうのですからね。
利用者が比較的少ないRAID6構成の場合でも同様のことが言えます。
RAID6構成の稼働中に、万が一SSDが故障してしまったら、 故障したSSDを回収して新品のものに交換します。
そして、交換が終わりましたら、ハードウェアのボタンを押し、 ディスプレイに終了メッセージが出たのを確認したらそれで終了です。


RAID6構成のデータ復旧経験のない技術者の場合、 データ復旧が比較的簡単にできるハードウェアの機能を使うことが多いようです。
こうしたデータ復旧作業のことをリビルドと呼んでいますが、これは必ずしも成功するとは限りません。
マニュアルにそって作業を進めてもうまくいかず、またディスクを誤って入れ替えてしまったりして、 データを消失させてしまった、などという事例もあるのだそうです。
もしデータが消失してしまって、データ復旧を依頼するならば、 デジタルデータリカバリーのような専門のデータ復旧業者に相談をしましょう。


■問題となるSSDのデータ容量

SSDはまだ新しい技術であり、未開発の部分が多い製品です。
そして、大きなデメリットとして挙げられるのが、データ容量の少なさではないでしょうか。
RAID5構成の場合には、パリティが作られるということから、大容量に使う環境下には、 向いていないという評価を受けていました。
そして、RAID6でも、この点が問題となってきているのです。
というのも、RAID6の場合には、パリティを2種類つくることになりますので、 当然SSDの容量は狭められてしまうのです。


データの保守性を高めるということは非常に重要なことなのですが、 実用性がないということになりますと、導入するのも躊躇してしまうことでしょう。
ただ、SSDの使用領域が少ない端末であれば、RAID6構成のデータ復旧の能力は、 非常に魅力的なものになるのではないでしょうか。


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